【レビュー】マンガデッサンNG実例集 / 大泉書店
先日買った【マンガデッサンNG実例集】をレビューします。こちらは街の本屋さんで見つけ、約1,400円というイラスト勉強関連の本としては比較的安い価格だったため、パラパラとめくり購入。帰宅してからAmazonさんでのレビューがなかなか辛口なことに気づいたクチです。
とりあえず中身を簡単に紹介します。
「マンガ」と銘打たれてるもののキャラクターに絞った内容
本書は、タイトルのとおり、初心者が陥りやすいNGポイントが含まれた絵と、どこがNGなのか、そしてどう描くべきなのかという説明、それを踏まえたOK絵を項目ごとにまとめた実例集です。キャラクター編と演出編に分かれていますが、演出編の中身はキャラクターを描く上で考慮すべき【年齢・筋肉・デフォルメ・服のシワ・光と影】に絞られています。「マンガ」とタイトルにはありますが、内容はキャラクター描写に絞られているので、その辺はご注意を。マンガ絵キャラクターデッサンNG実例集と呼ぶべきかもしれません。実例は大きく分けて次のように分かれています。
キャラクター編
- 顔
- 全身
- 上半身
- 下半身
演出編
- 年齢
- 筋肉
- デフォルメ
- 服のシワ
- 光と影
分量はキャラクター編が約100ページ。演出編が約20ページです。
キャラクター編は、身体の各部位を描く際に初心者がミスしやすい、身体の構造を理解出来ていないことによる矛盾、デッサンやパースの狂いなどを実例をあげながら説明しています。演出編もあくまでキャラを描くために必要なポイントに絞られています。
また、その他にBassic Ressonという項目があり、その名のとおり、目や手、体型、様々なアングルでの描き方など基礎的な部分を学べるページ合計で20ページ程あります。まあ、これはあくまでサワリ程度の内容です。
絵を始めたけど人からミスを指摘してもらえる環境がない人にオススメ
全体的な感想としては、初心者または初心者から中級者になろうとする人の為の本だなと感じました。あげられている実例は、初心者がミスしやすい点、そして指摘されないと気づきにくい点が多く、絵を始めてみたけど人からあまりミスを指摘してもらえる環境がない人には、充分役に立つ本だと思います。